お給料は手取りがおよそ8万円前後からスタート。

当然お金が足りるわけもなく、夜は祇園で皿洗いのアルバイトをしながらの日々。
少しずつ、キャリアアップしていき、ようやく24歳の時に四条の本店の店長に抜擢され、またお給料も少しずつ安定していきました。
その頃からはサロンワーク以外で、外部にカットやパーマなどの講師として美容室を周り、臨時の手当ても頂けるようになってきました。
順調に美容師人生を歩んでいましたが、そんな最中、数年後に先生が高齢でお亡くなりになり、サロンは存在しましたが僕は退社。
もう一度、今度は地元である滋賀県で美容師人生をリスタートしようとした時にNYNY（渡辺オーナー）と出会います。

②NYNYに入社（2013年8月）

当然ながら、最初は顧客もゼロの状態からのスタート。実はメンズのお客様を担当させて頂くのもほぼ初めての状態。
僕は昔ながらの技術屋さん志向の美容師タイプなので、お客様との意思疎通などが上手く取れないこともあり、（僕は上手くコミュニケーションを取れていると思っていましたが）クレーム連発の日々でした。
ただ一つ言える事は、いつでも120％全力投球であったことは間違いありません。
僕は遊びも仕事も120％全力投球が心情なので、どちらも手抜きは出来ません。（下積み時代も夜のレッスン終了後、23時頃からクラブに出向き次の日の朝レッスンまで飲んだくれていました）

美容師としての成長

僕は日々のプライベートで色々なモノ、コトをインプットしていき、それをサロンワークで美容を通してアウトプットしていくルーティンを崩さないように努めてきました。
そんな中、2014年8月に「指名売上100万円以下の売れないスタイリスト」を集めたミーティングに無理やり参加させられる・・
「髪を切った方がお前は売れる。黒系の服を着ずに爽やかな洋服にした方がお前は売れるんじゃないか。
そもそも顔つきや雰囲気が怖い、などなど『何を言ってんねんボケ、今に見とけよ』と思いながらのミーティング参加。
その日から更に髪を伸ばして、絶対に黒服のみで行こうと心に誓う・・　　只々、プライドを踏みにじられたミーティングでしたが、元来、負けず嫌いな性分なのが功を奏して？奮起しました。
そんなこんなで・・2015年に指名売上100万円達成。2013年からの積み重ねにより、なんとかNYNY美容師人生のスタート地点に立った感じを受けました。
そこから2016年に2000万プレイヤーに到達。　そして今に至ります。
2022年の現時点でこの数年間を振り返ると、過去にも、そしてNYNYでも色々な美容師さんと僕は出会いました。

いま想うこと

そしてどんなにそのスタッフをケアしても、いつの時代でもやるヤツはやるし、やらないヤツはやらない。ただ、それだけだと思います。
シンプルにまず、売れたいのか？売れたくないのか？それが重要です。僕はいつでもはっきりしているので売れたい！と思います。
他者から見て『こうした方が売れるのに、こうした方が良いのに』と、思うことがあります。でも実際は、自分の頭の中で元々イメージしている純粋なスピリッツを貫いて、遠回りしたとしてもセルフプロデュースをしていき、その結果、売れる！のが美容師として最高の幸せだと思います。
僕は今まで自分の頭の中に描いたイメージを貫いてきたし、そしてこれからもそうだと思います。
なぜなら、美容師って人気商売ですから。他人にプロデュースされて仮に結果が出たとしても所詮、長続きしないと思います。
近道をしたら、近道に潰されるってよく聞きますもんね。じっくりと、そして焦らず、NYNYという大きな懐の深い舞台で根を下ろし、自分の目標や夢に邁進していって欲しいです。そして僕はまだ、残念ながら『売れた！』とは思っておりません。
日々、反省の毎日ですし、まだまだ満たされていません。
これからも色々な可能性を信じて試行錯誤していきたいと思っております。