2022年度、コンテストに強いNYNYは
沢山のスタッフが数々の賞を受賞。
その中でも特に優秀な成績を収めた2名をご紹介。
コンテストの規模、難易度、そしてクオリティが
特に素晴らしい作品を創りだすまでに至った
その経緯や想いとは。
清原:いまだに実感はないけど色んな方が喜んで頂いてるので、あーほんとに勝てたんだなーって思っています。
素直に嬉しいっていう感情と、なんとか結果出せてホッとしたっていう感情です。
吉村会長をはじめ沢山の方に支えてもらってここまでやってこられました、出会えた全ての人に感謝の気持ちを伝えたいです。
本当にありがとうございます。
清原:『New Femininity』という大会テーマがあり僕が決めたサブテーマは『カウンターカルチャー』
60年代から70年代に起こった若者を中心にした様々なムーブメントは現代ではもはや一つのカルチャーとして認められいて
それなら現代でいうカウンターカルチャーとは?というのがデザインのスタート地点です。
モチーフにしたのはTHE JAMのフロントマン・ポールウェラー、oasisのリードボーカル・リアムギャラガーの2人
活躍した年代は違うけどロックシンガーの2人。
そして今現在カウンターカルチャーと呼ばれるものがあるとするならLGBTQを抜きにはできなだろうと思い、ロックとLGBTQ、70’s と90’sと2022年にてもにつかなさそうなこのキーワードたちがどこかでリンクする場所が必ずあるはずだと思ってデザインを考えた、アンバランスで危なかっしくてそんなスタイルができたらきっと面白いだろうと。
スタイルのポイントはトップの短さ軽さに対してもみあげや襟足といった裾部分の長さと重さの対比です。
衣装はボックスシルエットのジャケットにレザーのショートパンツにサイハイブーツ、というジェンダーレスなスタイリングでトレンド感のあるものを選んでいます。
清原:ポイントでもある「軽さと重さのバランス」全部を軽くすると確かに今っぽくなるし、コンテストスタイルっぽくなります。
ただただ重いだけだと70年代のムードは出せるけど、そのままを作りたいわけでもなくて、ただ今回は「重さ」を残すことで”新しさ”が出るんじゃないか、何かインパクトを残せるんじゃないかと思ったけど、そのバランスが本当に難しかった、特にサイドから見た時のデザインにめちゃくちゃ悩みました、前下がりにするか前上がりにするかラインを出すか出さないか、動かすか止めるか、ウエーブかストレートか様々なパターンを試してやっと辿り着いたって感じでした。
苦労したというより苦しかったという表現の方が近いかもしれません・・・。
清原:それ聞かれると、なんで出ないの?って聞きたいです笑。というのは冗談で...
いつでもチャレンジャーであれって自分自身に対する義務みたいなものはあるかもしれません、あとはただ単純に諦めが悪い。
自分自身を追い込める良いきっかけ作りにもなるし技術的な部分でも成長できるような気がしているし
デザイン力みたいなものがあるならばそれも、そして精神的にも成長できるチャンスがあるからその可能性にかけているんだと思います。
成長できるきっかけがあるのにやらないっていう選択肢がないんだと思います。
清原:自分自身の解放と表現。
きっと、ないと生きていけないと思います。それくらい僕の人生の中心にあるものかもしれません。
苦しい時もあるし辛くなる時期も沢山あります、それを簡単に飛び越えてくる喜びだったり、達成感だったり、どっぷりハマってもう2度と抜け出せないジャンキー。そんな感じです。
桑原:最初に名前を呼ばれた瞬間、嬉しいっていう気持ちより『びっくり!』が勝ちました。
ノミネートの時点で名前を呼ばれなかったので、もうないかも...と思っていたら最後の最後で名前呼ばれて目が飛び出しました。
自分の作った作品がこうやってたくさんの方に見てもらえるのが、とっても嬉しいです!
これからはもっとたくさんのコンテストに出て、NYNYの名前を広めていけたらと思ってます。
桑原:今回の作品は、NYGPで作ったウィッグをイメージした作品を作りたくて、毛先に黒を残したスタイルにしました。
ドライな質感で撮る予定でしたが、その場のカメラマンさんとのノリでウェットスタイルにしてみたところとってもいい作品が撮れました。毛先の先までの作り込んだ質感と、色のバランスを見ていただけたら嬉しいです!
桑原:クリエイティブでいつも作る際に考えていることは、『どんなスタイルでもモデルさんに似合わせること』です。
サロンワークでも似合わせはとっても大事だと思うのですが、顔の形やパーツのバランスなどを見ながら作るクリエイティブスタイルは、サロンワーク(普段わたしたちがサロンでお客様に提供するお仕事)にも通ずるものがあると思います。
実際にプロのカメラマンさんにシャッターをきっていただいているので、カメラで撮った時の色の出方の違いや質感の違いなども、普段のサロン撮影でもすごく使える技術だと思います。
クリエイティブを極めることで、サロンワーク技術、お客様へ提供するサービスも各段に上がっていくと私は思っています。
清原さんのすごいところは、とにかくストイックなところだと思っています。少しの妥協も許さない印象です。
僕たち後輩はいつもその姿を見てるので、より練習や勉強をしたいと自然に思うようになりますし、それが各々参加するコンテストで結果につながっているのだと思ってます。
クリエイティブの撮影やコンテストで作品を作ることって、自分自身を表現することにもつながるんですよね。そしてそこで学んだ事や習得した技術は、お客様にデザインや感性としてもどんどん還元できるものだと思ってます。これが、NYNYの強みなんです。
僕にとってもクリエイションは美容師人生において無くてはならないものなので、2人に負けないように引き続き頑張ります。あらためて清原さん、桑原さん、おめでとうございます。
コンテストお疲れ様でした。本当に圧倒的でした!
アシスタントながら一緒に参加させてもらって、本当にいい経験をさせていただきました!特に清原さんがidの表彰台で涙を流す姿は、一緒に頑張ってきた身としては感慨深い時間でした。本当におめでとうございます。
清原さんは、私たちNYNYクリエイティブチームの大黒柱であり、先陣を切ってみんなを引っ張ってくれています。こういった賞をとった後でも一切満足せず、クリエイションを作り続ける姿は、みんなとても尊敬しています。
お二人はこの結果を通して『継続すること』がどれだけ大切なことかを教えてくださった最高の先輩です!
ヒカリさんは、作る作品ひとつひとつの技術が繊細で色んな世界観が感じられるものばかりです。後ろ姿で示してくれる先輩がいることで私たち後輩もレベルアップしようと思わせてくれます。
お二人ともいつも本当にありがとうございます!これからも新しいクリエイションを作り続けましょう!
教育部である清原を中心に様々なコンテストへの
出場、撮影、ヘアショーなどに積極的に
参加しております。
若手からベテランまで、表現自由なクリエイションで
美容師を思う存分楽しみたい方は、
ぜひ一緒に活動しましょう!